2021年10月4日
豊川大木の家 上棟式
豊川大木の家
台風も関東方面に反れ無事に上棟式を行いました。
皆さん上棟式をご存じですか。
家を建てる中でも大事な工程のひとつです。
工程が無事に終わったお祝いとして、上棟式を行います。
木造住宅の建築工事では、最後に屋根の上部に木材を架け、柱・梁・屋根といった家の骨組みになる部分の工程が完了します。この最後に組む木材が「棟木」と呼ばれているため、骨組みを最後まで作りあげることを「棟上げ(むねあげ)」建前(たてまえ)や上棟と呼ぶこともあります。
棟上げの日は朝から作業を始め、1階の柱から屋根に至るまですべての骨組みを、1~2日で作りあげます。この日だけは、他の現場の大工さんたちを招集して手伝ってもらうほどの、大掛かりな作業です。
上棟式とは、家屋の守護神と大工の神を祀って、棟上げを無事に終えられたことに感謝するとともに、最後まで工事の安全を祈る儀式です。
神恩に感謝すると同時に、施主は建築現場の関係者に料理やお酒をふるまったり、手土産やご祝儀を渡したりするなどして、労いの気持ちを表します。
最近では上棟式を行わない方も多くいますが、地域によっては文化として根強く残っています。東三河地域では祈りが終わると近隣の方へ挨拶を兼ねてお餅投げを行います。一生に一度のことですので方法がわからないという方は、是非気軽に相談してみはどうでしょうか。